高音質ストリーミング音楽配信「amazon music HD」今なら90日間無料!
- amazon music HDいきなり始まりました!
- ところでamazon music HDって何?
- 気になる料金設定!
- 【注意点】2019年9月現在、端末によって音質が制限されます
- amazon music HDの1曲あたりの必要容量は?
- amazon music HDを聴くのに必要な通信速度は?
- amazon music HDをDAPで使うには?
- amazon music HDを格安スマホで使いたい場合のおすすめSIMは?
- 【不満点】アプリやソフトウェアのインターフェースが使いづらい
- PC版に音声出力選択機能と排他モードが追加されました
- 【総評】結局amazon music HDはおすすめですか?
- もっともっと!Amazon Music HDについて知りたい!
- 【関連記事】
amazon music HDいきなり始まりました!
昨日の夜遅く、たぶん22時くらいにいきなり「amazon music HD開始」みたいなニュースが流れてきて、びっくりしました。今年の夏開始みたいな記事はあって、しかしその後音沙汰なしみたいな感じだったんで、年末あたりにずれ込むのかな~って思ってたら、突然のリリースっていうね。
ところでamazon music HDって何?
といきなり話を進めていますが、そもそもamazon music HDって何よ?という人も多いと思います。まずはそこから説明する必要がありますよね。
一言で言うと、「これまでにない定額高音質音楽配信サービス」になります。
Amazon Music HDは6,500万曲以上をロスレスオーディオで配信するサービス。6,500万曲以上をCD音質のHD、そのうち数百万曲はUltra HDで配信する。
定額配信サービスのことを最近は「サブスクリプション」と言いますが、amazon music HDはこれまでのamazon music unlimitedやSpotify、Apple musicなどと異なり、CD音質以上の高音質で音楽が配信されるという点が明確に異なっています。
さらに一部の曲に限っては最大24bit / 192khzのハイレゾ音源まで対応するという恐るべきサービスです。上の記事にもあるようにサービス当初は数百万曲(!)にとどまるハイレゾ音源曲ですが、順次拡大されていくと思われます。
配信音源にはユーミンの曲が400曲も含まれるというのも話題になってます。
Amazonが目玉として用意したのはユーミンこと松任谷由実の楽曲。ユーミン楽曲は400曲を網羅し、すべてHDまたはUltra HD品質で提供されます。音楽プロデューサーの松任谷正隆氏のコメントによると、46年前の曲に至るまでマスターテープを発掘し、デジタルリマスタリングを施した上で提供されます。
なんでamazonはハイレゾって言葉を使わないの?
というわけで前振りはここまでにして、amazon music HDについて詳しく見ていきましょう!
気になる料金設定!
まずは気になる料金設定から。一覧表にしました。個人プランで月額1980円です。CDアルバム1枚分くらいの値段で1ヶ月の間膨大な音源にアクセスできると思うと、かなりお得です。Prime会員で年間契約にすると、さらに2ヶ月分割引されます。
プランオプション | 料金 |
個人プラン | 1980円 / 月 |
個人プラン(Prime会員) |
1780円 / 月 17800円 / 年 |
ファミリープラン | 2480円 / 月 |
ファミリープラン(Prime会員) |
2480円 / 月 24800円 / 年 |
amazon music Unlimited会員 | +1000円 / 月 |
※個人プランとファミリープランの違いは、管理できるアカウント数です。ファミリープランは最大6人まで個別アカウントでログインでき、楽曲をアカウント毎に管理し、端末もアカウントが違えば同時接続可能です。個人プランでは1アカウントにつき、一度にアクセスできる端末は1台のみです。
【注意点】2019年9月現在、端末によって音質が制限されます
amazon music HDでは3種類の音質ランクがあります。
- ULTRA HD:ハイレゾ相当の音質で、最大24bit / 96khzまで対応します。
- HD:CD相当の音質で、16bit / 44.1khzです。
- SD:amazon music unlimitedと同じmp3相当です。
さらにamazon music HDは端末によって再生出来る最高音質が制限されるようです。HD音質まではどの端末でも再生出来ますが、ULTRA HD音質は端末によって制限を受けます。
ULTRA HD音質を最高の設定で再生出来る端末
- iOS 11以降のiOS搭載機種 + 24bit / 192khz以上のハイレゾ再生対応DAC
- 2013年以降のMac
- 24bit / 192khz以上のハイレゾ再生能力を持つUSBDACを接続したPC
ULTRA HD音質が制限される端末
- iOS 11以降のiOS搭載機種(最大24bit / 48khz)
- Android Lolopop以降のAndroid端末(ストリーミング再生は通常24bit / 44.1khzまで。ただし端末によりダウンロードとストリーミングの再生能力は変わります。amazonのQ&A参照)
- 一般的なPC
- Kindle Fireなどのamazon端末(HD音質まで)
amazon music HDの1曲あたりの必要容量は?
ダウンロードする際のファイルサイズは、ファイルのビット深度、サンプリング周波数、および圧縮コーデックによって異なります。通常、高音質のロスレスファイルのサイズは大きくなります。以下は、3分半の長さの曲の最大限の音質でのファイルサイズの例です。
- SD(ロッシー圧縮):9MB
- HD(ロスレス、44.1 kHzサンプルレート):51MB
- Ultra HD(ロスレス、最大192 kHzサンプルレート):153MB
比較すると、30分のHDビデオ(1080p)の平均ファイルサイズは1.8GBです。 つまり、HDビデオで言えば1つのエピソードと同じ容量で、2時間以上のHD楽曲を保存できます。
amazon music HDを聴くのに必要な通信速度は?
HDストリーミング再生には、通常1.5Mbps以上の一貫したインターネット接続(通常はLTE通信同等)が必要です。 Ultra HDストリーミング再生には、少なくとも5Mbpsの速度が必要です。
- HDオーディオは、1分あたり最大5.5MBのデータを使用します
- 使用可能な最大音質(192 kHzサンプルレート)のUltra HDオーディオは、毎分最大12 MBのデータを使用します
実際に必要となる通信速度は端末性能によって異なります。
amazon music HDをDAPで使うには?
デジタルオーディオプレーヤー(DAP)でamazon music HDを使う場合、DAPがamazon musicアプリに対応している必要があります。また、Google Playストアが利用可能か、バージョンが16.2以降のamazon musicアプリのapkが必要になります。
アプリの対応状況や詳しいインストール方法は各DAPメーカーに問い合わせるか、サイトなどの公式情報を参照して下さい。apkが必要な場合は下のリンク先から入手して下さい。
Astell&Kern KANN CUBEではamazon music HDが無事動作しました。
OK! KANN CUBEでamazon music HD化完了! pic.twitter.com/VO2aJmEsOK
— audio-sound @ hatena (@audio_sound_Twr) September 17, 2019
ちなみにDAPで使う場合、CPUやメモリは結構重要です。通常DAPはそれほど強力なCPUを積んでいません。最新Android搭載でCPUも優秀なHiby R6 ProやCayin N6II、ほとんどスマホのONKYO GRANBEATあたりでは比較的サクサクとアプリが動作しますが、KANN CUBEではアプリ実行時の発熱がひどく、動作も使っているうちにもっさりしました。
そして現状ではストリーミング再生の場合、手持ちで試した範囲では、DAPでも再生音質は24bit / 44.1khzに制限されてしまうようです。私の手持ちのDAPはGRANBEAT含めて全部そう。そして下のツイート見る限り、iBasso製DAPも同様の模様。
問題なくストリーミング可能ですが、サンプリングレートが制限されるという結果に。 pic.twitter.com/UdLumS0AFj
— MUSINの営業K (@musin_eigyoubu) September 18, 2019
私のテストした範囲では多くのDAPがハイレゾ音質を活かせません
ダウンロード楽曲の再生品質の上限は機種依存のようですが、手持ちのDAPで試した範囲では、多くが24bit / 44.1khzか24bit / 48khzに制限されており、DAP本来の再生音質を生かしきれていないようです。
高性能スマホはDACと組み合わせて、ハイレゾ音質の再生が十分に可能なようです。さかゆうⅡさんに情報提供いただきました。多謝です。
こんにちは。私の環境ではDACを接続したHUAWEI P30で一応ストリーミング96kHzまでの再生を確認しました。
— さかゆうⅡ (@sakayu_h07ii) September 19, 2019
予想ですがストリーミング再生品質は現在の端末の性能上限に合わせてスペックが選定されているような気がします。 pic.twitter.com/Luq8xPifDz
FiiO系DAPだけは限界を突破できる?
FiiO公式によると、以下の手順でFiiO系DAPは上限突破ができるようです。
Amazon Music HDをM11で再生する場合、現状以下の手順が必要です。
— FiiO_Japan (@FiiO_Japan) September 21, 2019
1.一度FiiO Musicで192kか96kのファイルを再生して止める(FiiO Musicを終了する)
2.Amazon Musicアプリを起動後一度 設定>アプリ から強制終了する
本国開発担当にログを送っていますがDAP側での対応が可能かは不明です。ご参考まで。
エントリークラスのFiiO M6でも24bit/192khzまで再生できるそうです。完全Androidじゃないし、個人的に操作感が馴染まなかったんで避けてたんですけど、むしろ時代はFiiOか!
fiio m6では、こうなりました。(添付確認要) pic.twitter.com/gbR491IE5C
— オカピー2012 (@okapi201202) September 19, 2019
Hiby系DAP、Cayin N6IIはULTRA HDに対応しました
Hiby系のDAPはULTRA HDへの対応が予告されていましたが、R5/R6/R6 Proが対応を完了いたしました。
【R6Pro/R6(Android 8.1)FWアップデートのお知らせ】
— HiByMusic Japan (@hibymusic_jp) November 26, 2019
FWver1.6G
内容
1.AmazonMusicHDをサポート
2.OSレベルでのMSEBサポートを追加
3. MSEB機能のユーザーガイド(英語)を追加
4.WiFi使用時のバッテリーの消耗不具合を修正
5.その他のさまざまなバグ修正
WiFi経由でOTAアップデートが使用可能です! pic.twitter.com/ipyrZaEIy1
【Cayin N6iiファームウエアVer1.18のお知らせ】今回のアップデートは新オーディオマザーボードをサポートするための設定データの追加や機能の最適化がメインですが、国内のユーザー様に朗報、お待たせいたしました!Amazon HD 192KHz対応しました!https://t.co/mFyw3rDbDp pic.twitter.com/V4tqPoNNtX
— Cayin Japan (@CayinJapan) November 21, 2019
SONY NW-A100/NW-ZX507は完全対応しない?→対応しました
あくまで現状確認されている情報の範囲では、新Walkmanは専用アプリ「W.ミュージック」以外ではネイティブハイレゾ再生は出来ず、DSEE HXによる疑似的ハイレゾ対応になる模様です。つまり、おそらくULTRA HD未対応です。
もちろん可能性は低そうに思いますが、「W.ミュージック」アプリが外部アドオンとしてamazon musicを読み込み再生出来るとかいう裏技的なものが用意されている可能性がなきにしもあらずですので、一縷の望みはあります。
アップデートでSONY NW-A100/NW-ZX507にハイレゾストリーミング機能が追加され、ULTRA HDに対応しました。
mora qualitasなどの、ハイレゾ音質の楽曲を提供するストリーミングサービス利用時も、そのままの高音質で再生できます。
ストリーミングでも、楽器やボーカルの生々しさ、演奏の場にいるような空気感、本来アーティストが伝えたかった世界観や想いまでお楽しみ頂けます。
で、結局amazon musicと一番相性が良いDAPってどれよ?
単刀直入にamazon music HDに最適なDAPを知りたいですか?ズバリお答えしましょう。Hiby R6 Pro/Hiby R6/Hiby R5です。
Hibyは素晴らしいAndroidシステム構築能力を持っており、なんとこのメーカーだけがAndroidシステムレベルの高度でかつ音の変化の方向性が分かりやすい直感的な音質変更を可能としています。
その名もシステムレベルMSEB。Androidのオーディオ設定からこれを変更することで、システム全体の音質が変化します。つまり、AndroidごとDAP全体の音質が変化するのでamazon musicを好きな音で聴けるのです。Hibyの技術力おそろしや。
システムレベルMSEBの利用方法は「オーディオ設定」→「MSEB」を選ぶだけです。
主なDAPのamazon music HDへの対応一覧
SONY | NW-A105(◎) |
XW-ZX507(◎) |
||||
Astell&Kern | SP2000(〇) |
SP1000(〇) |
SP1000M(〇) |
SE200(〇) |
KANN ALPHA(〇) |
SR25(〇) |
KANN CUBE(〇) |
SE100(〇) |
SA700(〇) |
SR15(〇) |
|||
FiiO | M15(◎) |
M11 Pro(◎) |
M11(◎) |
M9(◎) |
M6(◎) |
|
Hiby | R8(◎) |
R6 2020(◎) |
R6 Pro(◎) |
R5(◎) |
||
Cayin | N6II(◎) |
|||||
iBasso | DX220MAX(◎) |
DX300(◎) |
DX220(◎) |
DX160(◎) |
||
Shanling | M8(◎) |
M6 Pro(◎) |
M6(◎) |
|||
ONKYO | GRANBEAT(〇) |
DP-X1A(〇) |
amazon music HDを格安スマホで使いたい場合のおすすめSIMは?
格安SIMでamazon music HDを使いたい場合、おすすめはBIGLOBE SIMです。オプションで「エンタメフリー・オプション」をつければ、amazon musicの通信料は無料になります。
『家電批評』2019年10月号の記事ではau回線を使うAタイプを選べば速度が4Mbpsを下回ることがないとされており、amazon music HDを楽しむのに充分な速度が出ると思われます。
【不満点】アプリやソフトウェアのインターフェースが使いづらい
個人的な不満点を紹介します。ずばりインターフェースです。比較的長くamazon musicを使ってきましたが、そんな私でもamazon musicのインターフェースはわかりにくく、再生したい曲を探すのが面倒です。基本的にいちいち検索してます。
ある意味検索性能は良いので悪くないとも言えますが、初心者にはとっつきにくいですし、もっと直感的に使えればいいのにと思っています。
PC版に音声出力選択機能と排他モードが追加されました
【総評】結局amazon music HDはおすすめですか?
個人的にはおすすめです。ハイレゾ音質にこだわる場合は必ずしも曲数が多くなく、再生音質を最高にするにはそれなりの環境が必要だという点は欠点になりますが、CD音質でも他のサービスより高音質です。何より曲数が多く、充実度が高いので、現状では最強の音楽サブスクリプションの一つと言えます。
個人的には大いに楽しめてます。
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PHILEWEBさんで詳細なレビュー記事が用意されています。
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